活動日誌

主に登山とスキーの記録です

五竜岳 2020年 8月26日-27日

今年は新型コロナウイルスの影響や梅雨が長かったので山のテント泊をまだしていなかった。
富山長野県境の五竜岳へ行ってきた。
家から直線距離では40kmくらいだが、後立山連峰富山県側から登るのは大変なので白馬まで行く。
登山口は白馬五竜スキー場のアルプス平駅である、白馬五竜は冬にスキーをしによく来るが夏山で利用するのは初めて。
スキー場から見る冬の五竜岳、東面に武田菱と言われる雪形が出るので目立つ。
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平日はゴンドラ運転開始が8時15分で山登りには少し遅い時間である。
雪の無いゲレンデは冬とは雰囲気が違う。
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とおみ駅から一気に標高1500mまで上がったが暑い。
麓の白馬の気温が午前9時で25℃なのである。
9時登り始め、リフトに乗り継ぐこともできるが、リフト乗り場へは1度下らなきゃならないので、高山植物園の中を歩いて上がる。
しかし暑すぎてこれは失敗だった、直射日光が容赦なく体力を奪っていく。
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各ポイント毎に休憩で全く足が進まない。
一ノ背髪のベンチで大休止。
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ひと汗かいたからか、休憩が良かったのか少しは足取りが軽くなった。
登山道は遠見尾根につけられている、遠見という名は撓みから来ている、その通りにアップダウンが何度もあって標高が上げられないので暑いままである。

時折雲が切れて五竜岳が見える。
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鹿島槍ヶ岳カクネ里雪渓も見えた。
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西遠見山を予定より30分遅れて通過、ついに五竜山荘が見えた。
しかし直接行く道は無くて、稜線上の白岳に1度登らなければならない。
この登りがきつくて牛歩のごとくゆっくり上がった。
ついに県境稜線に到達、ここまで来ればすぐそこに五竜山荘の屋根が見えている。
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15時過ぎやっと五竜山荘に到着。
この日はここまで、山頂は翌朝登る。
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テント泊受付をしてテントを張る。
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テント泊は新型コロナウイルスの影響で完全予約制で張数を制限してるのでゆったり張れた。
山荘で買ったビールとコーラが旨い。
ガスが凄くて眺めはあまりよくない、うっすらと餓鬼山が見えたくらい。
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テント場は稜線より西に下がった所で紛れもなく富山県なんだけど、そういう感じはほとんどしないな。
暑すぎて昼食は食べていなかったので、レトルトカレーをご飯大盛りで作って夕食とした。
相変わらずガスが凄いのでテントの中でスマホを見たり、雑誌を読んだりして過ごした。
今やほとんどの山域で電波が届くようになって便利になった。

明けて27日、3時半起床、下界は雲が多いけどまずまずの天気。
明るくなった5時、五竜の山頂へ向けて歩き始める。
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東の空から太陽が上がった。
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山荘からの標高差約400m、なかなか近づかない。
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稜線から少し西に入った場所が山頂。
他に人はいない、360°の展望。
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剱、立山 いつもは反対側から見ているので、こちら側から見るのは新鮮である。
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鹿島槍ヶ岳
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東側は雲に覆われつつある、後立山の長野県側は雲が出やすい。
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唐松岳、白馬岳方面
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人が増えてきたので下山する、稜線に戻るとブロッケン現象発生。
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眼下に五竜山荘、自分のテントも見える。
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テント場に戻り朝食とテント撤収、前日霞んでいた餓鬼山がくっきり。
この日も暑くなりそうだ。
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五竜山荘をあとにする。
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前日来た道を戻る、まずは白岳への登り。
これから進む遠見尾根が見えるが、先は長い。
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西遠見からガスが湧いてきて太陽を遮ってくれたので前日よりは暑くない。
しかし中遠見と小遠見の登り返しでは大汗をかいた。
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小遠見を過ぎるといよいよ白馬五竜のゲレンデが見える。
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小一時間でアルプス平駅到着。
テレキャビンに乗ってとおみ駅着。
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エスカルプラザ内の龍神の湯で汗を流して、夕方自宅に戻ってきた。