先週青森に行って残雪に苦しめられたので、今回は雪の無い九州へ。
朝になったら雲が多い、奄美地方に低気圧と前線があり、黄砂の影響もあってどんよりしている。
切符を買った2日前の予報では晴れだったのに。
二度寝した。
行先は阿蘇、元々この辺の山に登るつもりで来たが、山登りは翌日にする、この日は昨年復旧した南阿蘇鉄道に乗ってみることにした。
先に高森湧水トンネル公園へ。
旧国鉄高森トンネルとして着工したが、出水事故で工事は中断、高千穂への延長が国鉄再建問題で中止され、今は公園として整備されている。
トンネルの真ん中が水路になっていて水が流れている。
そのためかトンネル内はひんやりしている。
約500mで行き止まり、高森トンネルは2000m以上掘削したはずなので、奥にまだ坑道が続いているのだろう。
行き止まりにはウォーターパールがある。
トンネルとはなんの関係もないのだが、水に超音波を当て、水玉が等間隔に上がったり、下がったりしているように見える仕掛け。
超音波のせいで写真にノイズが入るのでうまく撮るのに苦労する。
トンネルの入口に1977-1の文字。
高千穂方から来てトンネルを抜けると、広い掘割になっている。
開通していたらここに高森駅が移転してくる予定だった。
開通しても秋田県の鷹角線のように、赤字は確実だろうけど乗ってみたかったな。
現実は高千穂延岡間でさえ、乗る前に廃止されてしまったけど。
立野駅、JRはここで進行方向が変わる。
駅舎が昨年新しくなった。
全線開通を見越し、2年前に導入した南阿蘇鉄道MT4000型。
座席が半分埋まったくらいの乗車率。
立野駅前にダムができて、景色がだいぶ変わった事に気づく。
正午頃から天候回復、15年前に乗車した時は快晴で、運転士がタオルをサンバイザーに挟んで太陽を遮っていたのを思い出した。
白川水源でほとんどの客が降りて高森着。
昨年から新駅舎を使用している。
折り返しの列車に乗ってひと駅で下車。
歩いて高森駅まで戻る。
列車から見た立野ダムを見るため、立野ダム展望所へ。
南阿蘇鉄道の立野橋梁が手前にある。
展望所前の道路を東に進むと阿蘇長陽大橋、東詰の駐車場所から橋を眺める。
奥に南阿蘇鉄道の名所、第一白川橋梁。
頭上は新阿蘇大橋。
開通が新しいとこうなるよね、昔は谷の狭い箇所に架橋していたが、架橋技術が進展して今はそういう事は考慮しなくてもよくなった。
東側の道路、上っていくと国道325号に合流。
阿蘇駅に寄り道。
道の駅は賑わっていたが、こちらはひっそりしていた。
駅至近にある夢の湯で汗を流す。