前日はベルーナドームで野球観戦をしていた。東京のホテルで迎える朝、本当は関東でどこか登れる山があれば良いのだが予報が良くない。
雨が降らないのは東北、北海道。
始発の山形新幹線で山形へ。
E3系の後ろに締め切りのE2系がくっついていた、これって冬期の滑走防止策だと思っていたがまだやってたのか。
約3時間で山形到着、東京からの距離は富山のほうが遠いけど時間は短い、フル規格新幹線は速い。
山形駅前で車を借りた、駅レンタカーを使うのは学生時代以来29年ぶり。
今回のマシンはフイット。
やってきたのは笹谷峠、5年前に峠まで来た時、ここから登山をしている人がたくさんいたので来てみた。
昔は古びた公衆トイレだったけど、簡易トイレに変わっていた。
衛生面や汲み取りの手間を考えると、こっちのほうが良いのかも。
気温は9℃、風が強くて体感温度はもっと低い、車から外に出た時に登るのやめようかなって思ったほどの寒さ。
荷物の軽量化の為、防寒着は合羽で代用なので他に服は無い。
笹谷峠から標高差400m、県境稜線を約2時間の山歩きで山形神室岳を目指す。
看板の文字がかすれて見えないけど、駐車場から山に向かうのはこの道しかないから、ここが入口なのだろう。
登山道は最初は急坂で標高を上げる、身体が暖まる。
気がつけば笹谷峠はかなり下になった、笹谷峠を挟んで向こうは雁戸山。
寒すぎて途中で合羽の上を着た。
基本的には眺めの良い登山道、もっと天気が良ければと思う。
山形自動車道宮城側。
桜が咲いていた。
いくつかのアップダウンを繰り返し、トンガリ山へ。
もう少しで山頂、右の特徴的な山は神室岳という同じ山名である。
左側の山を山形神室岳と呼んでいる事から、主峰は右側の神室岳なのだろう。
正午前、山形神室岳着、時間の都合で神室岳へは行けない。
頂上は眺めがあまり良くないけど、そこに至るまでの稜線歩きが気持ちの良い登山道だった。
寒いので10分の小休止で下山する。
雲が取れて蔵王連峰が見えてきた。
山形盆地の向こうには朝日連峰や月山がかすかに見える。
元々山形県側からの風が強いのだろうか?木が東側を向いている。
13時40分、笹谷峠に戻ってきた。
後片付けをして14時出発、沼木温泉辻ヶ花へ。
冷えた身体が温まった。
帰りは高速バスで新潟へ。
山形駅前からも乗れるけど、時間が少しあるので山交ビルバスターミナルまで歩いて、始発停留所から乗った。
高速道路を走るのは新潟県側の荒川胎内インターから新潟亀田インターまでの約40kmだけ、ほとんどは一般道を走る。
自分の車では走り慣れた国道113号の景色をゆっくり見るのもたまにはいいものだ。