活動日誌

主に登山とスキーの記録です

上富良野岳 2022. 9. 2

北海道最終日、予報では天気が良いので十勝岳連峰上ホロカメットク山に行くことにした。
黄山の失敗を教訓に登山口の十勝岳温泉凌雲閣登山口到着は6時半、7時出発。

しかし、山の上は天候回復が遅く、濃い霧と冷たい風が吹いている。
最初の1kmは林道歩き、林道が尽きると枯れた富良野川を渡る。

ここでコースミス、安政火口方向に数十分進んでしまった。

足元が不安定になったのでGPSで確認したら道なき道を進んでいた。
目指すのは富良野岳ではないが、しばらくは富良野岳と同じ登山道を歩かなればならない。
上ホロ分岐で富良野岳と上ホロカメットク山への登山道が分かれる。

相変わらず霧と風で寒い、朝露で草木が濡れているので合羽を着込む。
イワギキョウも濡れている。

登山口から2時間で最初のピーク上富良野岳に到着。

稜線は暴風で体が持っていかれそうだ。
上ホロカメットク山への登山道を歩き始めるが風が強すぎる。
あと30分で上ホロカメットク山だけど登るのを諦めた。
風が弱い所まで引き返す、標高1500m地点で小休止してると急に雲が切れてきた。
なんということだ。
富良野岳方面。

富良野市街地。

十勝岳中央火口の噴煙。

登り返す気力は無いので凌雲閣登山口に戻る。
富良野川を渡る地点、朝はガスが立ちこめていたが青空になった。

正午頃登山口に戻ってきた。
下山後の楽しみは凌雲閣の温泉。

浴室には凌雲閣が建設される以前からある大岩がある。
そして見るからに鉄分豊富な赤湯、いや赤というよりオレンジ。
露天風呂からは登ってきた上富良野岳を見上げる。
その他に酸性湯もある、こっちは水温30℃くらいのぬるま湯。
施設は古いけどお湯が特徴的。
冷えた体が温まった。
浴室は当然撮影禁止なので公式サイトから写真を借用。

この日は夜のフェリーで本州に帰るので上富良野市街からひたすら国道237号
富川から235号で苫小牧東港を目指す。
平取からショートカットする道道や、通行無料の日高道もあるがあえてこのルートを走る。
日高本線富川駅は廃止されたのに道路標識にはまだ書かれていた。

浜厚真駅苫小牧東港の最寄り駅。

なんと苫小牧行きを待つ客がいた。
さらに駅からフェリーターミナルへ歩いている人まで。
駅だから客がいてもおかしくないけど、いつ行っても客を見たことないから驚いた。

新日本海フェリーはインターネット予約でQRコードを取得していれば乗船手続きは不要なのだが、このコロナ禍で検温と客室入口がカードの船舶はカードを事前にもらうので結局窓口にいかなければならない。
苫小牧東港かららいらっくで新潟へ。

北海道には何回も行ってるけど今回1番天気が悪かった。
今年の夏はどうもおかしい。