いつ無くなるか解らないし1度乗ってみたかったので寝台特急サンライズに乗ってきた。
北陸在住で行き先が四国と山陰の場合はほぼ車になるので使う機会はまずない。
この為だけに東京に行くのももったいないので神宮球場で野球観戦。
神宮球場は私が初めてプロ野球を観戦した球場であり、訪れるのは40年ぶり。
ヤクルト対ソフトバンク、ホームランが4本、そのうちヤクルトの青木が打ったのはファウル判定され、リプレイ検証で判定が覆った。
リプレイ検証が無い時代だったらファウルにされてたと思うとこわい。
サンライズ瀬戸出雲の発車時刻は21:50分なので試合途中で心残りだけど8回途中で球場をあとにした。
外苑前から京橋まで銀座線に乗り、歩いて東京駅へ。
発車5分前に乗り込んだ。
サンライズ瀬戸7号車1番シングルツイン。
1人で使うには十分な広さだ。
翌朝は岡山到着前に起床、瀬戸大橋を列車で渡るのも良いものだ。
高松到着後はすぐにマリンライナーで折り返し。
岡山に戻ってきた。
岡山から乗るのはついに置き換えが決まった381系やくも。
パノラマグリーン編成で1号車1番C席を確保してある。
つまりは一番前の1人席。
ギャラリーが多い。
自然振り子式の為揺れが多いと車内放送で案内された。
381系のあとは273系になるわけだが、既に273系用の速度制限標識が付けられている箇所がある。
伯備線には久しぶりに乗ったけど、思ってたより本数が多くてすれ違う列車が多い。
山陰線の上りが大雨で乱れていて出雲市到着は3分遅れ。
このあと石見銀山に行きたいから荷物を出雲市駅のコインロッカーに収めるつもりだったができずに普通列車浜田行きに乗り継ぎ。
浜田行の乗客は10人、山陰線ローカル輸送の厳しさを感じた。
大田市駅で荷物を預けるつもりがまさかのコインロッカー閉鎖。
大荷物を持ったまま石見銀山世界遺産センター行きのバスに乗り込んだ。
石見銀山観光案内所に近い大森でバスを降り、観光案内所で荷物を預ける所が無いか聞いたらコインロッカーがあると聞いて、休憩所のコインロッカーに荷物を預ける。
大森のメインストリートを歩く。
熊谷家住宅へ行き見学、案内係にマンツーマンで館内を案内してもらった。
石見銀山の有力商人だった熊谷家の内部を公開、今ある建物は明治時代の建物とのこと。
佐渡に縁の深い私としては金銀山まつわることは興味深い。
レンタサイクル店で自転車を借りた、荷物はここで預ける事もできたそうだが時すでに遅し。
電動アシスト自転車に初めて乗ったけど快適だ。
石見銀山のメイン龍源寺間歩まではほとんど登り坂だから効果を発揮。
小雨の降る中を龍源寺間歩に到着、坑道は低いから頭をぶつけそうだ。
どうしても佐渡の宗太夫坑と比べてしまう、あっちは頭をぶつけないのだが。
そして佐渡金山は坑夫の人形がいて動くけど、こっちは所々説明書きがあるくらいでとてもシンプル。
人1人分くらいになって奥に坑道は続いているけど、ここで直角にカーブ。
すごく広い坑道に変わる。
昭和末期に掘った新坑道は真っ直ぐで高さ十分、幅も広い。
坑内は冷気で涼しかったけど外に出ると蒸し暑い。
次は清水谷製錬所跡へ
明治期の遺構でわずか1年半で精錬を終えた。
基礎が未だに残っていて草生して廃墟の雰囲気だ。
さらに上部にシュート跡があるので階段を歩いて上ったけど植生が凄いので途中で諦めた。
登山装備が必要だと感じた。
最後は石見銀山観光案内所近くの五百羅漢を見学して石見銀山観光は終わり。
ずっと客は私だけ。
1890の刻印がある、1890年は明治時代、大田市駅の開業は大正時代、どこかから移されたのか?
山陰おなじみの2両特急。
帰りはシングルデラックス。
禁煙室が満室で喫煙室になってしまったけどタバコの臭いはほとんどしない。
室内は所々補修の跡がある。
乗車してすぐに車掌が来てきっぷの確認後シャワーカードとアメニティグッズを受け取る。
一番手でシャワールーム使用、列車の揺れがあるのでシャワーを浴びるのはたいへんだけどさっぱりした。
昨晩は22時前の発車だったけど、今晩は19時前の発車、寝るには早いので酒を飲みながらうとうとしつつ山陰、伯備、山陽、東海道の車窓を楽しむ。
大阪発車を見届け就寝。
翌朝は沼津あたりで起きた。
通勤で混み合うホームを見ながら東京へ行くのは気分が良い。
あっという間に東京駅到着。
品川に引き上げるサンライズを見送って新幹線で家に戻ってきた。