活動日誌

主に登山とスキーの記録です

歩くアルペンルート 2023. 8.10

連日猛暑なので山歩きするにも標高の高いところに行かなければならない、前の週は駒ヶ岳ロープウェイに行ったので今回は立山に行ってきた。

事前情報で室堂は混んでいるのは解っていたので高原バスを途中の弥陀ヶ原で降りる。

標高1930m、じっとしてれば心地よいが歩くと途端に汗が出る。

まずは弥陀ヶ原の湿原内の木道を歩く。

予想通り人はほとんどいない。

富山平野を見下ろしながら歩く。

富山湾の青と空の青。

立山では餓鬼ノ田と呼ばれる池塘がところどころにある。

高原バス道路を渡って松尾峠方面に歩を進める。

本来なら松尾峠周回路でグルっと回れるのだが、老朽化した木道の補修工事で同じ道の往復。

工事現場へは簡易モノレールが設置されていた。

松尾峠まで1時間弱、とにかく暑い、直射日光で身体が熱くなるのが解る。

通る人が少なく休憩場所にはキノコが生えている。

松尾峠からは立山カルデラを眺める事ができる。

 

立山黒部アルペンルート開通以前は旧立山温泉から弥陀ヶ原へのメインルートであったが、今は私以外に登山道を歩く者はいない。

登山地図では弥陀ヶ原からの登山道は松尾峠で途切れるが、実は今でも松尾峠から立山カルデラまで道がつけられている。

立山カルデラは砂防工事の為一般者は立ち入りできないが工事関係者がたくさん働いていて、山麓からは立山砂防軌道あるいは有峰林道で現場入りする。

両方通れなくなった場合、徒歩で弥陀ヶ原に抜ける為に避難路として整備されているのである。

だから入口にはこの看板。

そして時期的に草で覆われているけど踏み跡は明らか。

松尾峠で小休止後、来た道を戻る。

弥陀ヶ原からは登山道で室堂を目指す。

一ノ谷までいったん下降。

弥陀ヶ原室堂間の難所、獅子ヶ鼻岩へ。

鎖を頼りに岩を登る。

立山黒部アルペンルート以前からのルートで岩屋に弘法大師が祀られていると聞いていたが植生が凄くて岩屋を発見できず。

紅葉の名所なので秋に機会があったらまた来よう。

登りきれば眺めが良い緩やかな登山道。

大日連峰、剱岳立山

とても良い眺め。

空気が澄んでいるから剱御前の小屋がよく見える。

ついに水を全部飲んでしまった。

天狗平山荘はまだ先、山荘まで補給はできない。

獅子ヶ鼻岩から1時間弱で天狗平山荘着。

ポカリスエットを購入することができたので一気に飲み干して体力復活。

天狗平からは石畳の遊歩道。

ホテル立山直下の最後の登りを経て室堂ターミナル着。

まだ雄山がきれいに見える。

玉殿の湧水で水を1リットル汲んで飲む。

冷たくてうまい。

15時前の臨時便で下る、弥陀ヶ原まではほぼ登山道と同じルート、歩いて2時間かかった道のり、バスは15分しかかからない。

昔の立山登山って大変だったんだなと思う。

立山駅に戻ってきたら猛暑。

汗をたくさんかいたので途中のスーパー銭湯で汗を流してから家に帰った。