活動日誌

主に登山とスキーの記録です

甑島 尾岳 2021.12. 2

この日は九州新幹線で川内に向かう。
川内駅から乗るのは川内港行きのバス。
前日悪天候で行けなかった甑島に行くためである。
しかし甑島に行くと当日中に富山には帰れなくなる。
川内港から高速船甑島に乗船。
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時化で揺れが大きいので前方客席には座らないでと言われた。
その通りかなり揺れて、時折船底を突き上げる衝動がある。

定刻に上甑島里港到着、レンタカー会社に迎えに来てもらう。
離島によくあるガソリンスタンド兼用の店舗、返すときガソリン入れて来なくていいから楽。
この日のマシンはダイハツタント。
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目指すのは甑島最高峰の尾岳、標高は603.7m、登山口は424mなので前日の大箆柄岳に比べると楽々である。
かつては道路交通が不便で同じ島でも違う自治体に分かれていたと聞いていたので道路事情は悪いのかと思ったけどそうでもなかった、里港から下甑島へ向かう鹿児島県道は島の幹線だけに旧鹿島村と旧下甑村の境界まではほぼ2車線。
しかも交通量が少ないから走りやすい。
島と島の間は架橋されていてその部分は開通が新しいから快走路。
しかし下甑長浜から分岐した350号長浜手打港線は1~1.5車線で勾配がかなりきつい。
航空自衛隊下甑島分屯基地を回り込んだ所が登山口。
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途中に台風で倒れた電柱がある。
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歩くこと30分、山頂着。
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眼下に芦浜の海岸。
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山頂は植生が凄いのであまり眺望は良くない、もう少し先の第2展望所からは島の連なりが眺められた。
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車に戻って県道を西海岸へ進める、前の平展望所から見えるのがナポレオン岩。
ナポレオンの横顔に似ていることから命名された。
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来た道を戻り、鳥の巣山展望台へ。
中甑島から下甑島へ令和2年に架橋した甑大橋を見下ろす。
船を通すために途中で高さが変わる。
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続いて近くの夜萩円山公園から断崖を見る。
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公園の展望台からは甑大橋を違う角度から見ることができる。
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甑大橋の退避スペースに車を停車して景色を眺める。
尾岳が見える。
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下甑方面。
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この先は長い橋梁が連続する。
中甑島と中島を結ぶ鹿の子大橋。
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中島と上甑島を結ぶ甑大明神橋
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この橋の横にある岩が甑島の名称の由来となる。
穀物を蒸す器、すなわち甑の形をした巨岩を甑大明神として祀り、ついには島名も甑となる。

15時40分頃に車を返して里港まで送ってもらう。
こういう地でもキャッシュレス化が進んでいてチケットや土産物が現金要らずなのは嬉しい。
16時半発の高速船甑島に乗船、朝と違って穏やかな航海。
夕闇迫る川内港からシャトルバスで川内駅に戻って来た。
18時19分のさくら号に乗車、新大阪で後続ののぞみ号に乗ってひと駅京都で下車。
久しぶりの夜行バスで翌朝自宅に戻ってきた。