活動日誌

主に登山とスキーの記録です

尾瀬ヶ原 2019年 7月 3日

この時期は雲が多いので山頂を目指す山歩きをしても景色は望めない。
そして以前から歩いてみたかった場所がある。
そこは尾瀬ヶ原
尾瀬周辺には至仏山、燧ヶ岳という高い山があるが、燧ヶ岳は尾瀬沼側の一部を、至仏山尾瀬ヶ原の西端を歩くだけになる。
尾瀬の核心部分はここの間ではないか?
そして登山をしてしまうとなかなか見られない三条の滝も見たい。
そうすると1日の休日では難しいので、行く機会をうかがっていたがやっとその時が来た。

前日に福島県檜枝岐村まで入っておいて、尾瀬福島県側の玄関口の御池へ。
斜面にはまだ雪があった。
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尾瀬への道 ここに開通す」と碑に刻まれているが、歴史が少しでも違っていたらここから群馬県側の大清水まで車道が開通していたのだ。
その尾瀬横断道路の沼山峠に向かうシャトルバスが待機中、今シーズンから電気バスになった。
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登り始めは6時半。
尾瀬に来る人の8割は群馬県側から入るので御池登山口は静かである。
裏燧林道と呼ばれる道を歩く、林道という名だがこういう道である。
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所々で○○田代と呼ばれる湿原が現れる。
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ワタスゲの最盛期なので、どこの湿原でもワタスゲが多い。
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御池から2時間、三条の滝に到着。
雪解け水と最近の雨天で水量が多い。
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柳津付近で見る只見川は滔々としているが、この付近の只見川は全く様相が異なる。
三条の滝で小休憩。

元湯から先は尾瀬ヶ原を歩く、シーズンオフで人がほとんどいない。
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竜宮ではその名も竜宮現象というのを見ることができる。
三方から流れ込む水溜まり、出ていく水は見えないのに水が溢れる事は無い。
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湿原内に伏流水となって別のところから出ていくのである。
木道にはちゃんと水の出口のプレートが付けられていて解るようになっている。
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行く手の遠くには至仏山が見えるのだが、一瞬雲が切れて全容が見えた。
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尾瀬ヶ原を歩き続けて11時半山ノ鼻着。
休憩しようとしたが学校団体が多い、鳩待峠まで一気に行くことにした。
山ノ鼻から鳩待峠までは上り坂が続く、このルートは老若男女の団体がチンタラ歩いているので、複線の木道を利用して一気に抜き去る。
到着した鳩待峠は今にも雨が降りそうな天気、乗り合いタクシーの待ち時間を利用して昼食にした。
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アップダウンが少ないので身体的には楽であった。