活動日誌

主に登山とスキーの記録です

白神岳 2022. 6.18

昨年登ろうとして自分の車で行って秋田県内で力尽きてしまい行けなかった白神岳へ再挑戦。
今回は電車で秋田まで行くことにしたのでアプローチは問題ない。
しかし秋田駅に着いてから登山ズボンを忘れてきた事に気付く。
秋田駅前で車を借りる、今回のマシンはパッソ。

秋田市民なので地理はだいたい解っている、スポーツ用品店でズボンを購入してから北へ。
道の駅みねはまで車中泊

翌朝、寒さで目が覚めた、このあたりは朝晩まだ冷え込む。
流れの良い国道101号を走り、青森県に入って深浦町黒崎日野で分かれて登山口へ。

6時、白神岳登山口の駐車場着、立派な休憩所があり、トイレもきれい。

6時半登り始める。
白神岳の標高は1232mとあまり高くないが、登山口が海に近いので標高差は1000mを超える。
最初の数100mは林道歩き、青森らしくヒバの美林。

登山道に入ってもヒバ林は続く。

切り出したヒバが置いてあり、木の良い香りがする、さすが香木と呼ばれるだけはある。

30分で蟶山(まてやま)コースと二股コースの分岐点、二股コースは利用率が低く整備されていないとのことで蟶山コースへ。

蟶山分岐まで登りが続く、ヒバに変わってブナが目立つようになる。

登りきったら蟶山分岐、蟶山へは帰りに寄ることにして山頂を目指す。
蟶山分岐からしばらくは歩きやすいが、山頂稜線への取り付きに入ると急に傾斜が増す、そして眺めが良くなる。
日本海、深浦方面。

山頂稜線、もう少しで頂上。

頂上近くになって花が増えてきた。
ハクサンフウロ

ハクサンチドリ

シラネアオイ

十二湖からのコースと合流、この付近の稜線から東側は世界自然遺産の核心地域である。
向白神岳に雲がまとわりつく。

南側も雲が多い。

あとは稜線を緩やかに高度を上げていって山頂着、無人

登山口から4時間、登りやすかったのでコースタイムより早く登ることができた。

山頂から避難小屋と公衆トイレを見る。

避難小屋前に移動して休憩、避難小屋は令和元年に改築したのできれい。

途中で追い抜いた上りの人たちが山頂に次々到着したので私は下山。
避難小屋を振り返る、まだ雪がある。

この辺からの日本海は本当にきれいだ。
山頂付近から見る夕陽は美しいと聞く。

下りは体力的には楽だけど、まだ着かないかなという思いが強くなり精神的につらい。
蟶山分岐で蟶山への登山道へ、あまり歩かれてないのか草に覆われいるが奥に目印のテープが見えたのでここだと確信した。

数分で蟶山山頂着、眺望は全くなく看板と三角点が置かれていなければここが山頂だと認識できない。

暑いので水分補給を兼ねて小休止。
さらに下り続けて14時前登山口に戻ってきた。
休憩所の前に靴洗い場があるので靴についた土を落とす。

ここから秋田駅までは約2時間を要する、この日のうちに富山に着くには16時41分の特急に乗る必要があるので帰るのは諦めた。
秋田に宿泊することにして17時頃秋田駅到着した。