先日の立山雄山の残雪期登山が楽しかったので、今回は木曽駒ヶ岳に行ってきた。
道の駅田切の里に深夜着、4時間弱仮眠し6時前出発。
よい天気、これから山の頂上へ。
ほとんどはバスとロープウェイが連れて行ってくれるのだけど。
木曽駒ヶ岳はマイカー規制があるので車は菅の台バスセンターの駐車場に置く。
通常は駐車場の横のチケット売り場で乗車券を買うのだが、今回は道路向かいの中央アルプス観光株式会社本社へ。
ここで信州割日帰りプランのチケットを購入する。
菅の台から千畳敷までのバス、ロープウェイの往復料金4200円が700円引きの3500円、さらにクーポン券2000円、昼食無料券、入浴施設の割引券がついてくる。
昼食を1000円、入浴施設の割引を200円と考えればタダ同然のお得なチケット。
菅の台バスセンター7:15発の始発でしらび平へ、しらび平からは8時発のロープウェイで千畳敷へ。
南アルプスの山並みを見ながら上がる。
駅舎から出て千畳敷カールを眺める、一面の雪である。
今からあの頂上まで歩く。
私以外はピッケル、ヘルメット、ハードシェルなどの本格的装備の人が多い。
大きなトレースは2つある、おそらくスキースノーボード用だと思われるポール誘導が途中まであるトレースをたどろう。
ポール終点から千畳敷駅を振り返る。
ポール終点から上部は誘導が無いので好きなところを歩く、ものすごい傾斜で雪が緩いのでアイゼンはあまり効かない、ポールも効かないけどバランスを取るのには役立つ。
先日の立山雄山とは大違いだ。
あと少しで乗越浄土というところで夏道が現れる、他の登山者がアイゼンを外していたので私もそれに倣いアイゼンを外す、気温は10℃くらいだけど暑いので上着を脱ぐ。
乗越浄土から中岳方向を見る、木曽駒のピークは中岳のさらに向こうだ。
宝剣山荘裏で登山道が分岐、まずは宝剣岳に向かう。
雪の残る鎖場を経て宝剣岳山頂へ。
山頂は一人が立つのがやっとの岩。
上がると絶景である。
空木岳方向。
木曽谷方向。
御嶽山、圧倒的存在感。
千畳敷駅方向。
岩の上に立つ写真を撮ってくれる人がいないので以前撮った参考画像。
来た道を宝剣山荘に戻り、木曽駒ヶ岳山頂を目指す。
中岳のピークから見る木曽駒ヶ岳。
山頂直下で少し雪の傾斜を歩く場所がある。
11時過ぎ山頂着。
山頂標識の文字が長年の風雪で薄くなっている、駒ヶ岳と書かれているはずだけど読めない。
山頂から見る三ノ沢岳方向、遠く空木岳。
木曽谷側、直下の赤屋根は頂上木曽小屋。
駒ヶ岳ロープウェイ架設で伊那谷側から登るのが主流だけどいつかは木曽谷側の登山道も歩いてみたいものだ。
山頂には2つの駒ヶ嶽神社がある。
木曽側の木曽駒ヶ嶽神社。
伊那側の伊那駒ヶ嶽神社。
歩いてきた千畳敷駅側、帰りは中岳を登り返す。
山頂で小休憩、昼食の無料券があるので食料はお菓子と水しか持ってきていない。
乗越浄土まで戻り、夏道と雪渓の境界でアイゼンを装着。
ポールを伸ばそうとしたが片方のポールが伸びない。
仕方ないのでダブルポールを諦めて麓側1本にして八丁坂を下る。
雪は午前中より緩んで歩きにくい、急傾斜なので一歩一歩確実に下る。
13時半頃千畳敷駅に戻って来た。
ホテル千畳敷のレストランでソースカツ丼を頼み昼食とする。
食後のコーヒーもついてきた。
売店で菓子類を買い込みクーポン券を消費。
14時発のロープウェイで下る。
搬器内にはウェイトが積まれている。
上りとすれ違い。
ロープウェイ下の流れ。
バスにのりかえ菅の台バスセンターに戻ってきた。
近くのこまくさの湯で汗を流す。
こまくさの湯16時出発、昨晩は塩尻から国道153号を走ってきたが、もっと早いルートがある。
伊那から伊那木曽連絡道路で木曽へ抜ける。
県道奈川木祖線を経て奈川渡ダムで国道158号に合流、あとは神岡経由で富山へ。
3時間半で富山に戻り、新しいポールを購入してから家に戻った。