活動日誌

主に登山とスキーの記録です

森吉山 2020年 6月21日

登山口は旧森吉スキー場に近いこめつが山荘。
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ここからのコースタイムは3時間40分。
6時出発、途中で2度スキーコース跡と交差する。
シラネアオイが所々に咲いていた、これまで登ったどの山よりシラネアオイが多い。
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最初のピーク一ノ腰のベンチで小休止、ベンチの下からコケモモらしき花が咲いていた。
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ここから森吉山の整った姿が見える、雲がかなり多くてすぐに山頂が隠れてしまう。
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雪嶺峠まで1度下って少し登ると森吉神社。
冠岩と呼ばれる特徴的な岩がある、見るからに火山地質のその岩は絶妙なバランスでそこに君臨し続けている。
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この辺りから高層湿原が何ヵ所も現れる、そこには色々な花が咲いている。
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石森で阿仁ゴンドラからの登山道が合流する、阿仁ゴンドラを使えば標高差660mを一気に稼ぐことができ、1時間強で山頂を踏める。
この日は日曜日、ゴンドラからの客が多くて混雑しそうなので、早朝に麓から登ってきたのだ。
この先はこれでもかというくらいチングルマが咲きほこる登山道を歩く。
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9時山頂着。
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雲が多くて眺望はよくないけど山頂貸し切りである。
鳥海山、頂上だけ見えた。
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天候は回復傾向なので雲が切れるのを期待して、登ってきた西側と反対側に少し下る。
雪渓を2箇所やり過ごすと山人平という平地に至る。
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水芭蕉の群落、流れる水の透明さに感動した。
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山人平から見上げる森吉山、30分ほどしか歩いてないけどあんなに遠くなった。
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小休憩後再び山頂に登り返す、人が増えた山頂。
雲が少し切れて近くの山は見えるようになったが、遠くの山は未だ雲の中。
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そろそろゴンドラからの登山者が登ってきそうなので下山する。
途中で来るわ来るわ、100人くらいとすれ違ったと思う。
石森で登山道が分かれると静寂が訪れる。
行く手の小高い山が一ノ腰、あそこまで登り返すと思うと辛い。
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一ノ腰で少し休憩して、あとは樹林帯を下り続けるとこめつが山荘に到着。
来たときは車3台しか無かったのに、たくさん増えていた。

帰り道、少し寄りたい所があるので県道を山のほうに進む。
知る人ぞ知る名著「ローカルバスの終点へ」で著者の宮脇俊三氏がこの辺りを訪れているのだが、その時のバス停名に「砕渕」というとても印象的な地名が出てきた。

川の水が砕けるほどの流れという意味で読み方は「ざきぶち」または「じゃきぶち」である。
森吉山ダムの建設で景色は変わってしまい、住む人はいなくなっているが、県道比内森吉線、砕渕橋にその名を残している。
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来た道を戻って阿仁前田駅と併設されているクウィンス森吉で入浴。
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往路は有料区間未使用で来たが、帰りは利用できるところは全て有料区間を使用。
五城目八郎潟ICから秋田道へ。
太平山PAに秋田名物ババヘラアイスが店を出していた。
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これを食べて少し休憩して秋田道を南下し帰った。