梅雨前線が本州中部に停滞するこの時期は梅雨前線の北側の東北に行くのが良い。
昨年は秋田駒ヶ岳に行ったが、今年は乳頭山に行くことにした。
帰りには乳頭温泉郷で入浴をしたい、ふだんは混雑するらしいが、新型コロナウイルスの影響でおそらく人出が少ないだろうからチャンスである。
乳頭山は秋田岩手県境にある、使えるところは高速道路を利用して日本海沿岸を北上、秋田道西仙北SAで仮眠して7時、登山口の黒湯温泉の駐車場着。
駐車場にある車は全て秋田ナンバーである、アウェー感たっぷり。
黒湯温泉の建物を回り込むと一本松沢の堰堤に出る、基本的に一本松沢に沿って山頂へ向かう。
斜面のあちらこちらから湯気が上がる。
コースの途中にはこんな野湯も。
ホースで沢水を入れて湯温の調整をするようだ。
ここからは階段の連続、植生がすごいのでやぶ漕ぎに近くなる。
山菜採りのシーズンなのでコース外のあちらこちらからガサガサ音がする。
山頂に近くなると花が多くなってくる。
ヤシオツツジ
最後はミヤマキンバイに囲まれながら山頂に至る。
誰もいない山頂。
山頂からの眺めは良好。
岩手山 花巻辺りの平地から見る秀麗な山容とは違ってる。
森吉山
遠く薄く鳥海山
秋田駒
帰りは孫六コースで下山、コースが荒れている。
田代平から見る乳頭山。
乳頭山の名称の由来は読んで字のごとくなのだが、ここから見るとそう見えない、昔の人は想像力豊かだ。
ちなみに岩手県側では烏帽子岳と呼ばれている。
田代平の中心にある山荘で小休憩。
田代平から見る秋田駒。
田代平の出口に咲いていたタムシバ。
この先の道もドロドロで靴が汚くなったところでコース終点の孫六温泉着。
一本松沢の右にあるのが孫六温泉。
駐車場まで戻って荷物を降ろした後は黒湯温泉の日帰り入浴。
混浴風呂と男女別風呂の2か所あって、混浴風呂は貸切状態。
男女別風呂の横には大きな湯だまりがある。
風呂から上がって飲む沢水、冷たくておいしい。
駐車場に戻ると時刻は正午、帰りはなるべく高速道路は使わずに帰りたい。
しかしこの辺りに来たら寄っていかなければならない場所がある。
それは大神成河川公園だ。
水が少ない、もうちょっと流れがほしいな。
家に帰る最短経路は国道105号で本荘に出て日本海沿岸を南下するルートだが、たまには国道47号でも走ってみようと思い、国道13号で新庄まで出て47号へ。
大きな町は無く、流れは速い。
道の駅とざわから見る最上川、この辺ではゆったりとした流れだ。
国道47号の終点側は自専道化されていてただでさえ速かった流れがさらに加速。
日本海東北道酒田中央インターから酒田インターまで1区間有料区間に乗る。
後は有料区間は使わず、新潟からはいつもの国道116号で柏崎へ。
国道8号に入り柿崎の行きつけの給油所に寄って北陸道に入るも、名立谷浜SAで大休止。
夜が明けてもペースは上がらず、入善PAでまとまった仮眠。
結局家に着いたのは正午前。