2年前極寒のテントで一睡もできず、暴風で山頂まであと20分のところで登頂断念したトムラウシ山へ。
8時前トムラウシ短縮登山口から登り始める。
雲がやや多いが良い天気だ。
色付き始めた葉もあった。
こまどり沢の下降点までは緩やかな登山道だが、前日までの雨で登山道は泥だらけ。
遠く十勝連峰を眺める。
富村牛(漢字ではこう書く)の集落があんなに遠くに。
こまどり沢渡渉点まで少し下って、こまどり沢を渡ると急な登りが続く。
目指す山頂はあの稜線を越えてさらに向こうだ。
急な登りが終わると前トム平、まだまだ稜線は近づかない。
ガレ場をやり過ごすと眼下にトムラウシ公園、湿地帯と池塘が良い雰囲気。
トムラウシ公園まで下りてくると山の斜面に雪渓が残っていた。
あとは南沼キャンプ指定地まで登り一辺倒である。
14時過ぎ南沼キャンプ指定地着、2年前と同じく風が強いが、太陽の光が届いている。
テント設営後、山頂に向かって歩き始める。
山頂はもうすぐそこに見える。
見覚えのある看板、2年前はここからもう少し進んだ所で登頂を断念した。
テント場から約30分で山頂到着。
360°の展望。
大雪山は雲に隠れてしまった。
北沼、雪が残っていて青さが際立つ。
東方向、雲が少ないので眺望抜群。
南方向、富村牛の平地。
風が強く寒いので休憩は取らずテントに戻る。
17時から夕食、レトルトカレーを食べる。
20時頃横になるが、寝つけたのは22時頃。
シュラフが0℃まで対応なので寒さは感じなかったが、枕が変わると熟睡出来ない人なので途中2度目が醒めた。
4時半起床、良い天気、外気が冷たいのでシュラフから出たくない。
気温は0℃くらいでテントのフライシートに霜が付いた。
5時からテント撤収、荷物をテント場にデポして山頂に登る。
前日は雲に覆われていた大雪山方面は雲が取れていた。
富良野方面の平地。
十勝岳方面。
あまり長居する気は無かったが景色が良すぎて30分くらい山頂に居た。
テント場に戻り重たい荷物をかついで下山する。
行く手の尾根、トムラウシ公園まで下がったらあの尾根まで登り返す。
前トム平で休憩、寒さ対策の服から通常の服に着替える。
こまどり沢への下りでナキウサギが姿を現した、鳴き声はテント場でも聞こえていたが実物を見るのは初めて。
こまどり沢への下りは急だが、ルート上では最も花が咲いている。
トリカブトかな。
こまどり沢で小休止、先ほどまでいた尾根があんなに遠くなった。
11時過ぎ短縮登山口到着。
東大雪荘の日帰り入浴が12時からなので急いでも仕方ない。
テントを乾かしてから車を出す。
途中の望岳台からトムラウシ山を眺める、まだ雲があまり湧いてない。
東大雪荘到着、2日分の汗を流してすっきりした。