安曇野から見ると槍穂を隠すようにそびえるのが常念山脈、その常念山脈の盟主、常念岳に登る。
日帰りではコースタイムが厳しいので1泊2日の行程。
最短の一ノ沢コースの駐車場に到着したのは7時半、一番上の登山口に近いところは満車なので一段下の駐車場へ、麓側に近い所しか空きなし、ギリギリだった。
約20分アスファルトの道路を歩いて登山口に到着。
登山道は一ノ沢を登り詰める、ひたすら登り詰める。
一ノ沢に流れ込む沢をいくつも渡っていく。
水が豊富なので登山道にも水が流れているところ多数。
登山道は登り一辺倒だが比較的歩きやすい。
胸突八丁で一ノ沢から離れて急勾配を登る。
花を眺めながら登る、胸突八丁からはそれまでの快適な登山道が嘘のように急勾配が続く。
いつの間にか一ノ沢は遙か下に。
13時前、常念小屋横、キャンプ指定地に到着。
まだテント場はガラガラだ。
常念岳方面、見えているピークは頂上ではないらしい。
横通岳方面、時折稜線の東に雲が沸く。
テント場は槍ヶ岳が見える最高のロケーション、常念小屋でアサヒスーパードライを買ってきて飲んでからゴロゴロする。
直ぐそばにNTTドコモのアンテナがあるので携帯の電波が下界と同じように入る。
ついついスマートフォンを見てしまう。
17時から夕食、テント場での夕食はいつもカレーだ。
19時頃から寝ようとするが、いつもこんなに早く寝ていないので寝付けたのは22時頃。
よく眠れたのか、眠れないのか解らないが2時頃寒さで目が覚めた。
シュラフを頭まで被って寝直し。
4時過ぎ周りが騒がしくなったので起きた、どうやら雨が降っているようでテントを打つ雨音が聞こえる。
4時半には始動するつもりでいたが雨が上がるまでダラダラする。
5時半頃雨が上がったのでテント撤収、幸い常念岳方面は晴れてきた。
頂上まで行ってまた戻ってくるのでザックを小屋付近にデポしてもいいのだが、雨が降ると面倒なのでテント一式が入ったザックを頂上まで担ぎ上げる。
振り返って常念小屋とテント場。
テント場から1時間半、頂上に到着。
頂上は狭い、他人の影が映り込む。
槍ヶ岳は雲の中だが、穂高連峰は雲が取れつつある。
梓川と上高地方面もクッキリ。
蝶ヶ岳方面、常念岳からの縦走路は蝶ヶ岳に続くので歩いている人多数。
常念小屋があんなに下の方に。
山頂は狭いので休憩はそこそこに下山開始。
下りは早い、常念小屋が近づいてくる。
小屋に着く直前に槍が姿を現した。
一ノ沢を下る、日曜日で団体が多いので休憩は最小限。
標高が下がると気温が高くなるので汗が止まらない。
笠原沢の沢水で顔を洗う、冷たくて気持ち良い。
12時前、一ノ沢登山口到着、タクシーが何台も客待ちしていた。
登山は荷物が多いので車が1番いい、着替えや入浴用具を車に置いておけるし、車は何かと便利だ。
公共交通機関オンリーで登りに来ている人が特に北アルプス界隈では多いが感心する。
登山口から駐車場までの15分間の道路歩きが長く感じた。
山麓線沿いのしゃくなげの湯で汗を流す、公共交通利用の人用にザック置き場が用意されている。
お昼の時間帯で空いていた。